熱中症対策その2


私たちが何もしないでも常に汗は出ています。
ごく普通の生活をしていれば、1日におよそ500ミリリットルの汗が排出されています。
汗と同様に、呼吸をすることによっても水分は排出されてしまいます。
私も呼吸による水分蒸発まで考えられなかったのですが、考えてみれば冬寒いときに「ハー」とガラスなどに息を吹きかけると吐き出しているのが水分だという事がわかります。
このように呼吸をする際にも水分が蒸発しているのです。
呼吸をする時に蒸発する水分量は約500ミリリットル相当になるそうです。
そのほかにも生きてる限り、尿や便をします。
汗や呼吸、尿や便の水分量を合計すると毎日体内からは約2500ミリリットルの水分が失われていることになります。
よく1日に2リットルの水を飲むように言われますが、普通の食生活をしていれば食事の際も水分を摂取しています。
ですから、個人差はありますが飲んで補充する水分としては1200ミリリットルから1300ミリリットル程度を摂取すればいいというわけです。
しかし運動したり屋内外での肉体労働で多くの汗をかくような場合には、その分を補う必要があります。
時と場合、そして個人差があるので平均の数値に惑わせられない事です。
自分がどのような生活をしているか考えたうえで水分を摂取していくようにしましょう。
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2020年7月10日