酸素ルームの搬入事例

先日、認知症の専門医である河野医学博士の病院へ酸素ルームを納品させていただきました。
YouTubeでも人気『コウノメソッド』を考案され実際に認知症の治療をされていらっしゃる先生です。

酸素ルームがこれからの認知症治療には絶対不可欠であると考えたうえでの導入でした。。

まず簡単に認知症についての説明をさせていただきますね。

認知症は、大きく以下の4つのタイプに分けられます。
①アルツハイマー型認知症
②レビー小体型認知症
③脳血管性認知症
④ピック病(前頭側頭型認知症)・意味性認知症

①アルツハイマー型認知症は認知症の中でも最も多いタイプで、時間をかけてゆっくり進行していくのが特徴で、比較的女性に多く見られるタイプです。症状は、物忘れ、病識がない、落ち着きがない、道に迷う、昼に徘徊するなど。見た目は明るく元気で穏やかです。

②レビー小体型認知症は、アルツハイマー型に次いで多いタイプで、症状の特徴はパーキンソン病と似ています。具体的には、幻視、上半身の前傾、無表情、奇声、薬剤過敏性など。男女比では2:1で男性に多いタイプです。

③脳血管性認知症は認知症の中で3番目に多く、脳梗塞やくも膜下出血など、脳血管障害の後遺症として発病します。症状の特徴は、尿失禁、ちょっとしたことで泣いたり怒ったりする、ろれつが回らない、表情が暗くあまり喋らない、病識がある、など。

④ピック病(前頭側頭型認知症)・意味性認知症は、脳の前頭葉や側頭葉前部に萎縮が起こることで発病します。症状の特徴は、無表情、突然怒ったり笑い出したりする、聞かれたことが理解できない、万引きや性的問題行動、理解力低下、など。
以上、https://www.minnanokaigo.com/news/special/kazuhikokono/ から抜粋させていただきました。

河野先生は、このようにおっしゃっています。
私にとって「認知症を治す」とは、できるだけ「その人本来の姿に戻す」こと。
患者さんやご家族の苦しみを少しでも取り除くこと!
それらをコンセプトに日夜認知症治療に励んでいらっしゃる先生です。

それでは、高気圧高濃度酸素ルーム設置から第一日目の診療の様子です。

1日目は4組の患者さんが予約して初めての酸素ルーム体験。
酸素ルーム第1号の患者さんは高齢のお母さん、付き添いの娘さんと共に入室。
その方は予防接種による体調不良からの帯状疱疹、徘徊やヘルペス、そして体重の極端な減少。
その後、アルツハイマー型認知症と診断され、当院にて高気圧酸素ルーム治療第1号に。
まったく歩けないので抱えてルームに搬入。

気圧1.08あたり酸素濃度1.5倍、約5分で劇的改善。
喜怒哀楽がなくなっていた方が歌を歌いだす笑顔になる。そして自分の意見を言うなど感情が出てきたと娘さんもびっくりされたそうです。

初日の結果(4家族)
1家族目:上記で書いたように母が活気が出て覚醒したようになる 付き添いの娘さん、気分と肌のつや上昇
2家族目:寝てしまったのでよくわからない
3家族目:妻、歩行が早くなり記憶の改善がみられた 付き添いの旦那さん、体が軽くなった
4家族目:特に変化なし

直後の改善率は44.4% (当日の夜から翌朝にかけて改善がみられる場合があるそうです。)
継続して酸素療法を行い統計を取っていく必要があります。

※納品させていただいた酸素ルームの内容
●気圧1.3倍 酸素1.8倍の部屋に1時間滞在
●1~3人ご利用
●年齢制限はありません
●中にテレビ、エアコンあり
●スマホ、パソコン使用可能

以上河野先生の人気YouTube 
第110回『コウノメソッドについて 30分一本勝負』 より抜粋させていただきました。

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2024年1月19日